▼この記事がおすすめな方
・今話題のNFTに投資してみたい
・NFTを保有していてこれを売却してみたい
こういった方の役に立つのがNFTのマーケットプレイスです。
今回はNFTマーケットの中でも大手のRarible(ラリブル)を紹介します。
この記事を読めば、Raribleでの取引方法を理解でき、すぐにNFTを売買出来るようになります。
Rarible(ラリブル)とは
RaribleはNFTの売り買いができるサービス(=マーケットプレイス)です。
参考)そもそもNFTとは?暗号資産との違いは何なのか?
NFT売買プラットフォームの中ではOpenSeaなどと並んでかなりメジャーな存在になってきています。
Raribleのこれまで
Raribleは、Alex Salnikov と Alexei Falin の手によって創業されました。
モスクア発のNFTマーケットプレイスで、大手ベンチャーキャピタルであるCoinFundが2020年に出資を発表したことが話題になりました。
>>ラリブルの公式サイトを見てみる
Raribleのメリット
Raribleのメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
▼Raribleのメリット
- 出品者が二次流通時の手数料を設定できる
- 利用に応じてRARIトークンがもらえる
- コンテンツの一部を試し見してから購入出来る設定のものもある
まずRaribleでは、出品者は自分のNFTが将来的に転売される度に利益を得ることが可能です。
従来のコンテンツは、作者に収益が還元されるのは最初の販売のみでした。それ以降、つまり転売時は転売した人にのみお金が渡り元々の制作者には特に何も恩恵がないと言う構造が問題視されてきました。
Raribleではこの問題は解決されています。NFTに紐付いているアート等の作者は将来的な転売時にも自分が利益を得られるように設定することが可能です。(なお、これはRaribleのメリットというよりはNFT自体のメリットと言う方が正確です。)
Rarible独自のメリットとしては、利用に応じてRARIトークンがもらえます。
Rarible上でNFTを売ったり買ったりしていると週ごとにRARIが付与されます。RARIはガバナンストークン(Raribleの運営に関する議決権のような役割を持つ)ですが、 マーケットでの値付けもされています。
この記事執筆時点(2021年5月)での RARI価格は10ドル半ばです。2020年7月には0.5ドル程度だったので、この1年間で20倍以上に高騰している計算になります。
ラリブルトークン(RARI)のもらいかた
・Rarible上でNFTを売買する
・Raribleと関係なくNFTを売買する(エアードロップ)
RARIはRarible上で直接購入することはできません。 その代わり、Raribleを使ってNFTを売買した場合に、売買量に応じて週に1回RARIが付与されます。
その他、単純にNFTを購入して保有している人には air drop としてRARIが無条件に付与されます。 (OpenSeaなどのRarible以外のプラットフォームを利用してNFTを購入した場合でも問題なく付与されます。)ただし、こちらのエアドロップの供給は全体の10%程度に制限されています。
またその他のRaribleのメリットとしては、NFTに紐づく作品の表示方法が挙げられます。出品者は購入者が作品を購入する前に一部だけをお試しで見られるように設定することも可能です。
Raribleは単純なマーケットシステムとしても比較的洗練されていると言えるでしょう。
Raribleのデメリット
一方でRaribleのデメリットは以下のようなものがあります。
Raribleのデメリット
- 手数料が発生する
- 日本語対応が甘い
- イーサリアム(ETH)以外の取引に対応していない
まずデメリットとして挙げられるのは手数料が発生することです。Raribleでは、販売額の2.5%を手数料として徴収されます。
ここでは一応デメリットとして挙げましたが、例えばメルカリを想像してもらえばわかる通りリアルの物市場ではプラットフォーマーの手数料が10%といったことも珍しくありません。
手数料比率としてはかなり良心的だと言えるでしょう。
次のデメリットは日本語対応が甘いことです。先述のように一部は日本語で表示できるのですが、訳が微妙なことも多いです。また完全に日本語訳が存在しないページもあるので、英語に不慣れな方は Google 翻訳などを併用しながら使用するといいかもしれません。
他にはイーサリアム以外のブロックチェーンネットワークに対応していないこともデメリットだと言えるでしょう。現状だと、Raribleの利用にはイーサリアム(ETH)が必要不可欠となっています。
従ってまだイーサリアムを持っていない方は国内の取引所などで購入しておく必要があります。
また、イーサリアムを保有している人でも、NFTの購入にはガス代(イーサリアムの決済において生じる手数料のようなもの)がかかります。
このガス代がなかなか厄介で、現状だとかなり重い負担として購入者にのしかかってきます。日本円で数百円程度のNFTを購入する時にガス代が1万円以上かかってしまうということもしばしばです。
Raribleの使用方法
さてここからはRaribleの使用方法(NFTの売り方と買い方)を解説していきます。
NFTの初心者でも手順に沿って一つ一つ進めていけば簡単に取引ができるので安心してください。
なお、出品方法を知りたい方には良い解説動画があったので併せて紹介しておきます。
>>RaribleでNFT暗号アートを販売する方法(2021)
英語の動画ですが、日本語の字幕もあるので非常にわかりやすいです。
Rarible使用に必要なもの
まずはRaribleの使用に必要なものをまとめておきます。
Raribleの使用に必要なもの
- アート作品(出品する場合)
- イーサリアム
- MetaMask(メタマスク)などの仮想通貨ウォレット
それぞれ説明します。
まずはNFTを販売する場合は、NFTに紐づくアート作品が必要です。
2021年5月現在だと
PNG,GIF,WEBP,MP4,MP3
といったファイルがアップロード可能です。(最大アップロードサイズは30 MBです)
また、先述したように、Raribleでは売買にイーサリアムを使います。なので、まだ持っていない人はあらかじめ購入しておきましょう。
最後にメタマスクなどの仮想通貨ウォレットも必要です。ウォレットとは、仮想通貨の財布のようなアプリケーションで、自分の資産を管理するために使います。
現在NFT界隈で最もメジャーなウォレットアプリがメタマスクです。メタマスクについての詳しい説明は下記ページを参照してください。
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メタマスクを準備したら、下記動画等で説明されている手順に従いraribleと連携させましょう。
出品方法
Raribleでの出品方法を説明します。
出品はRaribleのトップページから「作成する」ボタンを押すことで可能になります。
遷移後のページから、以下の項目の処理を行います。
・商品データのアップロード
・販売方法の選択
・タイトルと説明文の設定
・ロイヤリティ(将来の転売時に徴収する料金比率)の設定
・(まだ完了していない場合は)ウォレットとの接続
販売方法として、
・固定された価格で販売する
・期限付きオークション形式で販売する
・期限なしのオークション形式で販売する
の3パターンを選択できます。
購入方法
購入方法もシンプルです。
トップページからのリンクやRarible内での検索で欲しい商品を見つけたら、クリックして詳細画面に行きましょう。
Buyをクリックすると、購入手続きに進めます。商品価格とガス代を確認して、問題なければ購入を確定します。
※2021年現在だとイーサリアムのガス代がかなり高騰しているので注意してください。
ラリブル以外でNFTを取引する方法
以上、RaribleでNFTを取引する手順についての解説でした。
一つ一つ説明を読んで実行すれば初心者でもRaribleでのNFT取引はそう難しいものではありません。なお、NFTを取引するプラットフォームはRarible以外にもいくつか存在します。
例えば、日本発のNFTプラットフォームとしては、当社が運営するLEAD EDGEがあります。
LEAD EDGEは2021年12月にリリースしたばかりのサービスですが、クリエイターが作成したアート作品などのNFTを格安のガス代負担で購入することが可能です。
>>LEAD EDGEを見てみる
他にはRaribleと並んで勢いのあるOpenSeaを使うのも一つの手段です。
>>OpenSeaの公式サイトを見てみる
ぜひ自分にあった方法でNFTの取引を楽しんでください。