▼この記事はこんな人におすすめ
・NFTに興味があって実際に売買してみたい人
・日本語対応しているマーケットプレイスを使いたい人
・クレジット決済に対応しているマーケットプレイスを使いたい人
2021年、日本でもNFTが注目されました。
流行語大賞30選にもNFTがノミネートされています。
『新語・流行語大賞』ノミネート30語発表
とはいえ、NFTは知識のない人が始めるにはハードルが高いという問題があります。取引所で仮想通貨を用意したり、暗号資産ウォレットを用意したり等、仮想通貨になじみがない人には困難であることは否めません。さらに大手NFTマーケットプレイスは海外サイトが多く、英語を理解することが重要なのが現状です。
そこで日本語対応しており、クレジットでNFTが購入可能な初心者に優しい国内マーケットプレイス「NFTStudio」を紹介します。
この記事では
・NFTStudioとは
・NFTStudioのアカウント作成とログイン
・購入方法や出品方法について
といった内容を紹介します。
NFTStudioとは
CryptoGames(クリプトゲームス)株式会社が運営する国内NFTマーケットプレイスです。
2021年3月22日にリリースされました。先述したように、日本語対応済なので国内の初心者にはオススメのマーケットプレイスとなっています。
NFTStudio
手数料
一次販売手数料
出品者の作品が初めて購入された場合に発生する手数料です。
売上の20%が運営手数料として発生します。
参考)公式ページ
二次流通の手数料
NFTStudioで購入したNFTを転売して、売上を得た場合に発生する手数料です。
売上の10%が販売手数料として発生します。
参考)公式ページ
NFTStudioのメリット
NFTStudioのメリットには次のようなものがあります。
購入者のメリット
- クレジットで購入できる
- 日本語に対応
- 公認アーティストしか出品できないので作品の質が高い
- SNSログインにも対応している
- 所有者の権利がわかりやすい
- 不明点はDiscordで質問ができる
クレジット購入可、日本語対応で初心者にも使いやすいです。所有者の権利がわかりやすいのもユーザーフレンドリーですね。
出品者のメリット
- NFTの出品時・キャンセル時にガス代などの手数料がかからない
- 2次流通時にロイヤリティが還元される
- 不明点はDiscordで質問ができる
出品時に手数料がかからないサイトはめずらしく、かなりのメリットと言えます。
NFTStudioのデメリット
デメリットには次のようなものがあります。
購入者のデメリット
- 仮想通貨で売買ができない
- イーサリアムブロックチェーンが使用できない
- 海外マーケットプレイスに比べると作品数が少ない
仮想通貨をメインに利用しているユーザから見たらデメリットになるでしょう。
出品者のデメリット
- 日本でのNFT認知度がまだ低いため、現状では市場規模が小さい
- 出品までの承認手続きが必要になるため、OpenSea等と比べると手間がかかる
クリエイター審査はデメリットでもありますが、違法性のある作品の混入を防ぎ品質を担保するという点では購入者、出品者共にメリットとも取れます。
それではNFTStudioの使い方を説明していきます。
NFTStudioのアカウント作成とログイン
まずはアカウントの作成とログインです。
NFTStudioでは、普通のウェブサイトのように最初に「メールアドレス」と「パスワード」を設定して登録するのではなく、
- 暗号資産ウォレット
- SNSログイン
の2種類の登録方法からどちらかを選択します。
「暗号資産ウォレット」でのログイン方法はNFT初心者には馴染みが薄いかも知れません。ただ、一件難しそうに聞こえますが、実際には難しいことはありません。
「暗号資産ウォレット」を別途作成しておき、NFTStudioの「ログイン」ボタンから接続すればOKです。(この方式はNFT関連のサービスではかなり一般的です。)
暗号資産ウォレットとは
仮想通貨を入れておくブロックチェーン上のお財布のようなものです。
仮想通貨ウォレットの作成方法については「MetaMask(メタマスク)とは?Chromeへのインストール方法や初期設定、使い方を完全解説」を参照ください。
アカウントの作成方法について詳しく知りたい方は、公式ページもご参照ください。
暗号資産ウォレット/SNSアカウントログインの違い
NFTStudioだけを使用する場合は、暗号資産ウォレット/SNSアカウントログインのどちらでも問題ありません。
注意が必要なのは、「購入したNFTを外部マーケットプレイスで販売したい」場合です。
SNSアカウントログインを選択した場合は、購入したNFTを再び販売する時に「出品できるマーケットプレイス」が制限される可能性があります。
つまり、せっかくNFTを購入しても、二次流通として他のマーケットプレイスでそのNFTを販売しようとした時に出来ない恐れがあるということです。
補足
以下、この内部的な理由について簡単に説明します。興味がある方は目を通してみてください。暗号資産ウォレット/SNSアカウントログインのどちらも内部的には「暗号資産ウォレット」を作成しています。その暗号資産ウォレットが対応しているかによって差が出ます。
暗号資産ウォレットログインで作成するMetaMaskは、ほとんどのマーケットプレイスに対応しています。
SNSアカウントログインで使用しているTORUS WALLETはまだ対応していないマーケットプレイスがあります。
- 仮想通貨ウォレット
- 手軽さ×
- 外部NFTマーケットプレイス対応〇
- SNSアカウント
- 手軽さ〇
- 外部NFTマーケットプレイス対応×
購入方法について
NFTの購入は、公式ページの「NFTStudioにログインしたらNFTを購入してみよう」を参照してください。
NFTStudioではクレジットカードが使用できるのが嬉しい点です。
(海外サービスを始めとして多くのマケプレでは、仮想通貨しか決済に使用できないケースが珍しくありません。)
所有者の権利について
作品ページに「所有者の権利」という欄があります。
各NFTに設定された項目の権利を得ることが出来ます。
例えば、「画像や動画の商用利用権」がOKになっていれば、データを商用利用できます。
逆に言うと、この項目がNGの場合、NFTを購入しても二次利用の権利は制限されるので注意してください。
PolygonとLINE Blockchainの違い

NFTを生成するためには、スマートコントラクトという処理を行う必要があります。
NFTStudioでは、このスマートコントラクトにPolygonとLINE Blockchainという2種類のブロックチェーンが存在しています。
それぞれのネットワーク上に存在するNFTは相互の互換性がなく、作成後にNFTを別のチェーンに移すのは現状不可能です。
実際、ヘッダーからブロックチェーンを切り替えると、表示される作品が変わっているのが確認できます。
PolygonとLINE Blockchainのどちらのチェーンが良い・悪いとは一概に言えません。
が、現状Polygonのみに対応している他のマーケットプレイスも存在しているので、二次販売を考慮するならPolygonが有力かもしれません。
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ちなみに、作品の「チェーン情報」を見るとブロックチェーンが確認できます。

出品方法について
NFTStudioの出品について説明します。
OpenSeaなどとは違い、NFTStudioの一次出品は審査制です。
一次出品するためにはDiscordでの手続きを経て公認アーティストになる必要があります。
一方、二次販売(NFTStudio内で購入したNFTを再び販売する)は誰でも行うことが出来ます。
出品方法については公式ページの「作品登録までの流れ」を参照ください。
二次流通について
NFTStudioでも二次流通機能が実装されました。
二次流通とはNFTが転売された際に一次販売した出品者にロイヤリティが永続的に支払われるシステムです。
利用規約によるとロイヤリティは売買価格の5%です。
NFTStudioで購入したNFTを外部サイトで販売する
NFTStudioで購入したNFTを外部マーケットプレイスで販売することも可能です。
OpenSeaとnanakusaが対応しています。
こちらも公式ページを参照ください。
「PolygonとLINE Blockchainの違い」でも少し説明しましたが、外部サイトで販売するには、その外部サイトが同じブロックチェーンに対応している必要があります。
Polygonブロックチェーンの場合
OpenSea、nanakusaはPolygonブロックチェーンに対応しています。
Polygonブロックチェーンはスマートコントラクトで発生するガス代が低いのが特徴で、様々なNFTマーケットプレイスで採用されています。
LINE Blockchainの場合
OpenSea、nanakusaはLINE Blockchainに対応していません。
LINE Blockchainの商品が”転売”できるマーケットプレイスは現時点ではありませんが、LINE株式会社が開発したブロックチェーンということで今後の発展に期待です。
NFTStudioからの出金方法
公式ページの「◯出金」に記載があります。
ログイン後メニューのダッシュボードから売上申請をすると、振込先の銀行口座に振り込まれます。仮想通貨取引と違って、取引所を経由しないで日本円が銀行口座に振り込まれるのは良いですね。
[番外編]NFT AirDropとは
NFT AirDropとは、NFTStudioのユーザーがNFTを無償で別ユーザーに配布できる機能です。
NFTの無償配布はgiveawayとも呼ばれており、Twitterなどで出品者がマーケティングキャンペーンとして行います。
NFT AirDropは
- 1万個以上、及び1万種類以上のNFT配布が可能
- QRコードでウォレットがないユーザにも配布が可能
料金は基本料金40万円/回+ガス代他ということで企業向けではありますが、1万個の大規模で配布が行えるのは際立った特徴です。
NFTタレント蒼井そらが、NFTAirdropを活用し3時間で1万個のNFTを配布
まとめ
最後にまとめです。
今回の記事ではNFTStudioの概要から使い方までを紹介しました。
▼まとめ
- NFTStudioは初心者にやさしい
- SNSログインとウォレットログインは内部的には機能が異なる
- PolygonとLINE Blockchainは相互の互換性がないので注意
- 一次出品はクリエイター審査が必要
- NFTStudio内の二次出品は申請なしで可能
NFT初心者の方、もちろんそうではない方も、安心して利用できるNFTStudioを使ってみてはいかがでしょうか。
最後に宣伝です。
弊社が運営するNFTマーケットプレイス、LEAD EDGEはPolygonネットワークを採用しているため、格安のガス代でNFTの取引が可能です。
出品審査も無いため初心者が手軽にNFTを始めるのに最適です。
この機会にぜひ一度公式サイトをご覧ください。
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