日本語対応によって日本人がNFTが買いやすくなり、NFTがより馴染みのある存在になっていくでしょう。
そこで今回の記事では、世界最大のNFTマーケットプレイスであるOpenSea(オープンシー)を使ってスマホでNFTを購入する方法について解説します。
この記事を読めば、スマホを使ってOpenSeaやMetaMask(メタマスク)を使用する方法について知ることができます。
また、NFTについてよくわからない方はまずこちらの記事をご覧ください。
最近よく聞くNFTとは?どうして稼ぐことができるのか解説します。
パソコン版のメタマスクを利用したい方は、「MetaMask(メタマスク)とは?Chromeへのインストール方法や初期設定、使い方を完全解説!」の記事をご確認ください。
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NFT購入までの3つのステップ
- 暗号資産ウォレットの準備
- 国内取引所の口座開設
- 暗号通貨の購入
①暗号資産ウォレット(MetaMask)の準備
MetaMask(メタマスク)とは、月間500万人以上が利用する世界で最もメジャーな暗号資産ウォレットです。
NFTを購入するためにはMetaMaskの開設が必要となっており、NFTの購入以外にも暗号資産の管理や送金などにも使うことができます。
MetaMaskのインストール方法
ここからはMetaMask(メタマスク)のセットアップ方法について紹介していきます。
パソコンとスマートフォンのどちらも利用可能ですが、今回はスマートフォン版を解説したいと思います。
1.アプリをインストールする
まずはアプリストアからMetaMaskを調べてダウンロードしましょう。
また、下のリンクからもアプリストアに飛ぶことができます。
metamaskダウンロード - iphone版
metamaskダウンロード - Android版
インストールが終わったら「新規ウォレットを作成」を押して設定に進みます。
2.パスワードを設定する
次に、ウォレットパスワードを設定していきます。
大文字、小文字、数字や記号を組み合わせ、他人から推測されにくいパスワードが理想的です。
3.シークレットリカバリーフレーズに関する動画を視聴する
まずは、シークレットリカバリーフレーズに関する動画をご視聴ください。

忙しい方や視聴し忘れてしまった方に向けて、この動画に関するまとめはこちらになります。
この動画のまとめ
- シークレットリカバリーフレーズは12語の英単語からなる文章のこと
- これがあるとパスワードを忘れた際に新しく利用を始めることができる
- しかし流出してしまうと、暗号通貨やNFTを失うリスクがある
MetaMask(メタマスク)にとってシークレットリカバリーフレーズは一番重要な情報となっています。
アマゾンや楽天市場などの会員サイトでは、
- メールアドレス
- IDやパスワード
などの基本情報を提出するする必要がありますが、MetaMask(メタマスク)ではメールアドレスは必要ありません。その代わりにシークレットリカバリーフレーズがとても重要な存在になっており、パスワードを再発行するためにはこのフレーズが必須になります。
つまり、シークレットリカバリーフレーズは誰にも教えてはいけません!
シークレットリカバリーフレーズはGoogle ChromeやiOS・Androidアプリの初期設定のときに使用しますが、通常の使用では必要ありません。TwitterやDiscordなどで聞いてくる人がいる場合はスキャム(詐欺)なので、スルーすることをおすすめします。
最後に「ウォレットの安全を確保」について一通り読み「開始」を押します。
4.シークレットリカバリーフレーズをメモする
リカバリーフレーズをメモしてから「続行」のボタンを押してください。
シークレットリカバリーフレーズはアカウントを引継ぎに必要になりますので、紛失しないように必ずメモをしておきましょう。
5.シークレットリカバリーフレーズを入力する
続いては、こちらのこちらのシークレットフレーズを入力する画面に移ります。
シークレットリカバリーフレーズが正しくメモできたか確認するため、画面下から英単語を順番に並べていきます。
入力し終えたら「バックアップを完了」を押しましょう。
以下の左画面の後、右画面のように表示されたら成功です。
これで、MetaMask(メタマスク)の初期設定は完了しました。
次は国内取引所の口座を開設し、MetaMaskに暗号通貨を入れるところまで解説していきます。
②国内取引所の口座開設
暗号資産ウォレット(MetaMask)の準備が完了したら暗号通貨を送付する準備を行っていきます。
NFTの売買には、イーサリアムなどの暗号通貨が必要になります。
まだ暗号通貨を持っていない人は、暗号通貨の購入に国内取引所を利用するのがオススメです。国内取引所であれば、セキュリティがしっかりしていて、日本語でのサポートも受けられるのが理由です。
編集部おすすめの暗号通貨取引所
Coincheck
CoinCheckの特徴としては、スマホ画面が使いやすく、初心者でも使いやすいことが挙げられます。
また、Coincheck(コインチェック)は4年連続でアプリダウンロード数No.1※を獲得している実績もある取引所となります。
※対象:国内の暗号資産取引アプリ、期間:2019年〜2021年、データ協力:AppTweak
Coincheckの開設方法
ここからは実際にコインチェック開設方法について写真付きで解説していきます。
1. 「口座開設はこちら」をクリックする
こちらのリンクからCoincheckのサイトに移ったあと、「会員登録」を押しましょう。
【無料】口座開設はこちらから
2. メールアドレスとパスワードを設定する
すると口座開設に関わるページに移動するので、メールアドレスとパスワードを記入してください。
記入したメールアドレス宛に確認のメールが届くので、認証リンクをおして会員登録を完了させます。
3.電話番号を登録する
次からは、電話認証などアプリでしか登録できない項目があるため、これからはコインチェックのアプリで会員登録を進めていきます。
ダウンロードできたらコインチェックのアプリを起動します。
このホーム画面が画面が出たあと、下の"ログイン"という場所をタップします。
3.電話番号を登録する
すると、本人確認の欄がでてくるので、上のSTEPからやっていきます。
電話番号を入力したあと、電話番号宛てに認証コードが送られますので番号を入力して認証をしてください。
4.二段階認証アプリを登録する
ここで二段階認証をする必要があるので解説していきます。
このようにセキリュティ保護のために暗号通貨の取引を始める前に2段階認証アプリを登録する必要があります。
2段階認証ではGoogle Authenticatorというアプリを利用できますので、ダウンロードしていきます。
下のリンクからアプリストアに飛ぶことができます。
Google Authenticatorダウンロード - iphone版
Google Authenticatorダウンロード - Android版
ダウンロードが終わり次第アプリを開き、Coincheckの欄を導入後、下の図のように六桁の数字が出てきます。
この数字をCoincheckのアプリで入力して二段階認証が完了します。
5.個人情報を登録する
次に、個人情報を登録していきます。
案内に従って必要事項を記入してください。
6.本人確認書類を提出する

本人確認で使用できる書類
- 運転免許証
- パスポート
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- 個人番号カード
※個人番号カードに関してまして通知カードはご利用いただけないのでご注意ください。
これで口座開設の完了です。
次からこの口座で暗号通貨を購入し、先ほど作ったMetaMaskに暗号通貨を送金していく流れを解説していきます。
③暗号通貨の購入
Coincheckで暗号通貨を購入する方法
- 銀行振込でお金を入金する
- 暗号通貨を購入する
- 暗号通貨をCoincheckからMetaMaskに出金する
順を追って説明していきます。
1.銀行振込でお金を入金する

2022年10月現在、個人情報保護の観点からコンビニ入金とクイック入金を一時停止しており、銀行入金のみ可能となっています。
銀行入金は
- GMOあおぞらネット銀行
- 住信SBIネット銀行
のいずれかの銀行に振り込むことで入金が反映されます。
ちなみにNFTを購入するまでには2度のガス代(手数料)がかかります。
NFTの購入までにかかる手数料
- CoincheckからMetaMask(メタマスク)からの送金手数料
- NFTをミントするための手数料(数千円程度
なので、購入したいNFTの販売価格よりも5,000円くらい多めに入金することをおすすめします。
2.暗号通貨を購入する
今回は例としてETH(イーサリアム)を購入してきましょう。
送金する通貨を選ぶ
まず、送金する暗号通貨を選んでいきます。今回はETH(イーサリアム)を選んでいきます。
ウォレットからETH(イーサリアム)を選択し、「送金」ボタンをクリックしてください。
MetaMask(メタマスク)のアドレスを追加する
画面中央の「宛先を追加/編集」を押して、新規追加をクリックしてください。

すると記入項目が出てきますので各種必要事項を入力します。

記入事項
- 通貨:「Ethereum」と追加してください
- ラベル:お好きな名前で登録可能(今回は「メタマスクETH」と入力)
- 宛先:送金先のmetamaskのアドレス
最後にSMS認証用コードを記入しましょう。

ちなみに、アドレスを入力する際は自分のメタマスクのアドレス欄からコピペして貼り付けるとミスがなくて確実です。最後に「追加」を押したらメタマスクのアドレス登録は完了です。
3.暗号通貨をCoincheckからMetaMaskに出金する
先ほどと同じような流れで「ETHの送金」に移り、必要事項を記入します。

記入事項
- 送金する通貨:Ethereum
- 宛先:先ほど作成した「メタマスクETH」を選択
- 送金先サービス名:その他
- サービス名は「メタマスク」と記入してください
- 受取人種別:本人への送金
- 送金額:(送金するETH)
必要事項を記入すると2段階認証を求められますので、2段階認証アプリを起動して6桁の認証コードを入力しましょう。
2段階認証で6桁のコードを記入したあとに「申し込みを確定する」を押すと送金の手続きが始まります。
MetaMask(メタマスク)で入金が確認されれば完了です。
Openseaで実際にNFTを購入してみる
MetaMaskにETHの入金が確認できれば、あとはNFTを買うだけです。
NFTはマーケットプレイスであるOpenSeaで買うことができます。
では実際に好きなNFT作品を購入していきましょう。
①OpenSea(オープンシー)にログインする
まず、MetaMaskを開きブラウザをタップしてください。
MetaMask上のブラウザでしかご自身のMetaMask経由で買えないのでご注意ください。
他のChromeやSafariでは今回の場合買えません。
ブラウザを開いたらOpenSea公式サイトにアクセスしてください。
OpenSea公式サイトに移動する
②購入したいNFTのページに移る
購入したいコレクションのページに移ってNFTを購入しましょう。
※NFTコレクションを偽った偽リンクが出回っています。安全なリンクを探してNFTを購入しましょう。
購入したいNFT作品のページに移ったら"Add to cart"を押して購入に進みます。
"Add to cart"を押したあとカートのアイコンを押すと以下の画面が出てきます。
画面が移ったら"Complete purchase"を押します。
購入の確認の画面が映されるので確認を押して購入できます。
最後に購入完了の画面が出て来ればNFTの購入が完了しました。
購入手続きの流れは、以上です。
この手順を見ながら作業すれば、はじめての方でも30分ほどあれば購入できるはずです。
まとめ
この記事のまとめ
- インストールしたMetaMaskとは暗号通貨のウォレットのこと
- シークレットリカバリーフレーズの取り扱いに注意
- OpenseaでNFTを購入する際はリンクに気をつけて!
今回はイーサリアムを使ったNFTの購入方法をご紹介しましたが、NFTクリエイターの中にはイーサリアムではなくPolygon(ポリゴン)を使ってNFTを販売するケースがあります。Polygon(ポリゴン)を使ってNFTを購入するためには「メタマスクにPolygon(MATIC)を入出金する方法を解説。タダでガス代を入手する方法あり」の記事をご覧ください。